You are happy that you were able to leave such workplace.(そんな職場から解放されてよかったね。)
皆様、ご機嫌いかが、元ブラック企業戦士オワコン二等兵であります。
あなたは職場で上司から「詐欺」呼ばわりされたことがおありだろうか?
また、朝から晩まで昼休憩無しで働かされたことはおありだろうか?
理不尽に納品先の荷物を蹴飛ばされて、怒鳴られたことはおありだろうか?
「痛烈な腹痛で休ませてほしい」と電話したら、「薬飲んだか?」怒鳴られて出勤させられた経験はおありか?
そして、来日してたオーストラリア人にそのブラックな職場の話を伝えたら「そんな職場、解放されてよかったね」という生暖かいコメントを頂いた。
それは、10年ほど前、名古屋市内の大規模小売店舗内での館内配送を担う某下請け運送会社の職場のストーリーです。
労働ステータス
期間雇用社員、労働時間朝の8時~午後3時まで、休憩60分(12時半~13時半)1日6時間の週30時間時給950円、台車での館内配送(配送会社ですが、この会社は私のプロフィールに書いたヤマト運輸や日本郵便ではありません)
最後までお付き合いいただければ、幸いであります。

昼休憩無し、法と労働条件の違反。破壊力のあるパワハラ上司登場
そこには、S(サディスティック)なエリアリーダーが存在していた。彼の名は、Sエリアリーダー。まさにSでありました。
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彼の数々の名言(迷言)的暴言および抑圧の数々を紹介していきます。

・労働基準法第34条違反:「昼休憩無し」及び労働条件の相違「休憩短縮」
Sリーダー「おい、オワコン。分かっとるか。(# ゚Д゚)、昼休憩はな。自分の力でゲットするもんだ。((--〆)
私「何ーーーーーーーーー」

マジかーーー。でも、下請けの運送会社なんてこんなもんか。
その会社は大型小売店舗内の館内配送を請け負っていました。が、何せ、1日の作業量が多い。そのため、スケジュールがタイトで、作業スケジュールがおすと昼休憩を削って作業するはめになります。
「えっ、お前が鈍くさくて、作業が遅いから、そうなるのだろう?」って?そうおっしゃりたい?
いえいえ。先輩も作業量の多い火曜日は、昼抜きで作業してて、そんな日に休憩室で、私が昼飯食べていようものなら「なんでオワコンちゃん、昼飯食べてんの?」と怒られます。
ですから、物量の多い火曜日は昼休憩の時間は皆無の日がけっこう多かったです。その他の曜日も60分休憩のところが、30分しか取れないなんて日がほぼ毎日でしたね。
ランチ無しで荷役労働はきつい。肉体的な辛さだけでなく、イライラしてきて精神保健上もよろしくない。ただし、ある程度お昼の時間が過ぎれば諦めからか、不思議とイライラが治まってきますね。(^_-)-☆
昼飯を食えなくて、力が出ない日は、バックヤード内のファミマでおにぎりを購入し、従業員通路で隠れるように早口で食べました、なぜこちらがやましい思いをしなければならないのか?理不尽だー。
当時、朝は、私は母にお昼のお弁当を作ってもらって出勤してましたが、ママ弁当を口にできるのは、昼ではなく、夕方の5時半過ぎ。仕事が終わってからです。それから休憩室で遅いランチなのか早めの夕飯かわからないまま頂きます。すっかり冷えたママ弁。
ブラック企業戦士の句「お母さま。あなたのお弁当、毎朝つくってくださりありがとうございます。しかしながら、会社の都合により、いただく時間がずれてしまい、すっかり冷めてしまいました。されどおいしゅうございました。あなたの愚息は、昼時に弁当を食べずとも立派に会社に奉公(酷使?)いたしました。これが、日本の企業戦士なのですね。」

100年後に、「ああ野麦峠の女工の詩」みたく教科書に載るのかしら。
休憩は労働者の権利だし、労働条件通知書にもそう書いてあるのに(12時半~13時半までの60分。ただし、作業の流れによっては休憩時間がずれこむ規定はあり)。ていうか、6時間以上の作業させて、休憩時間無しは労働基準法34条に違反するのではないか?
第34条(休憩)
使用者は、第1項の休憩時間を自由に利用させなければならない。
使用者は、労働時間が6時間を超える場合においては少くとも45分、8時間を超える場合においては少くとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。
前項の休憩時間は、一斉に与えなければならない。ただし、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定があるときは、この限りでない。
・昼休憩削った分の賃金請求を妨げるサビ残強制暴言
このs氏の暴言は、まだあります。
火曜日以外は昼休憩時間を半分以上削ると書きました。削って働いた分、自分、勇気を少しだけ出して、終業後賃金請求したことがありました。その時は、タイムカードを訂正し、応じてくれたのですが、後日、s氏と一緒に作業していたら、暴言が飛んできました。
Sリーダー「おい、オワコン、その仕事ぶりでな、昼休憩削ったからと言ってその分賃金請求するなんて、詐欺だぞ、詐欺<(`^´)>;」

詐欺じゃないよ、そういうなら警察に相談に行ってくださいよ。
詐欺に該当しないよ。
この暴言、後の労働相談では、「不適切な指導ですね」とパワハラ認定されました。こういった暴言や嫌味をたびたび言ってくるので、その後休憩時間を削っても、請求しにくくなりました。まあ、日本の負の文化のサビ残ですな。
結論、ブラック企業戦士は、朝早く、昼短く(昼休憩削減)、夜暗くなるまで(当然のごとく残業、定時の午後3時では終わらず、午後4時半終わりがデフォルト)お仕事なのであります。
このs氏、私以外の人にも度々陰口を叩いていました。納品先や取引先の運輸会社の人にも。多分、この人昭和のお父様のような人に否定されてばかりで育ったのか、自己愛性パーソナリティ障害をこじらせて、自分より下の人をサゲて自分の価値をなんとか上げたい欲求があるのでしょう。困ったことです。こんな人が管理職やってる会社ヨーロッパの人なら0秒辞表です。
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病でも出勤、正にデスマーチ
私、お腹はちょっと脆い。特に朝です。元々、自分IBS(過敏性腸症候群)の傾向があり、朝はお腹はゆるくなったりしてしまいます。その日は、輪をかけてお腹の調子は酷く、朝は胃がチクチクするようなかなり強烈な痛みがありました。それで、その日の病欠申請をしたのですが、電話にでたs氏こう言い放ちました。
S氏「薬飲んだかーーーーー」

「とりあえず出勤しな」

嫌な予感はしたけど、そんな言い方しなくても
私、全日休みは無理でも、午後出勤の半日休暇は叶うと思ったのに。従業員に余裕がなくて人手カツカツで運行してるのは知っていたが、従業員の怪我や病欠に対応するのは管理職の責任では。そもそもその腹痛が感染症の病だったらどうするのか。そこで働く人に広がっていきますぞ。
労働契約法第5条(労働者の安全への配慮)
使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。
また、感染症にかかった従業員に対して出社を強要するのは労働安全衛生法68条「病者の就業禁止」規定に違反しますぞ。
「事業者は、伝染性の疾病その他の疾病で、厚生労働省令で定めるものにかかつた労働者については、厚生労働省令で定めるところにより、その就業を禁止しなければならない。」

S氏よ。やはり、あなたはどこまでいっても昭和気質の無茶をいう上司でした。あなたの言ってたことは、法律の違反の瑕疵を帯びる。私は、なんとか正露丸を服用して、お漏らしせずズボンを汚さずに勤めを果たせましたが、あなたが言った言葉をまだ脳裏に刻んでます。
s氏「腹痛ぐらい、気合で治せ」
sさん、あなたはどこまでいっても昭和でしたね。日本のブラック企業は、太平洋戦争の昭和の根性論や理不尽気質を受け継いでいるといわれるが、ここで顕著に発露していたのであります。
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理不尽に飛ぶ怒声、納品荷物も蹴りで飛ぶ
この職場、s氏以外にもパワハラをなさる方がいらっしゃいました。その名はⅯ氏、職場の先輩にあたる方です。この方、普段は冗談(セクハラめいたものもありましたが)を言ったり朗らかなのですが、気分屋で急にスイッチが入って怒声を飛ばしなさっていた。それも理不尽なものもありました。
この小売店舗内には、パン屋さんがあるのですが、そこの配送もやってました。そのお店の商品は焼き立てのパンも運ばれ、冷め防止からトラックのバースにいつまでも置いとけないのです。そこの配送担当だった私は、このⅯ氏から突然怒声を受けました。冷めては納品先からクレームを受けるので、地下担当の私に代わって運び、手間を取らせたことに腹を立てたことに起因してます。
ただ、私は上司からそんなことは聞かされていないので理不尽なものでした。
あと、納品先のフロアからバースに戻ったら突然、「オワコン、これ早くもってけー。(# ゚Д゚)」という怒鳴り声とともに衣料品をかけるラックを投げつけられ、そこからこぼれた段ボールの荷物を蹴とばされました。どうも、荷物が多すぎて昼休憩に行けず気が立っていたようで、憤りからの乱行でした。この荷物は、納品先の荷物で、段ボールは破損し汚れました。
納品先の荷物の破損ということで、s氏とは別の社員さんに報告したら、Ⅿ氏は後日、退職なさいました。今回だけでなく、再犯だったようです。短気は損気ですね。

理不尽な商売道具の使用凍結、そして退職へ
納品する荷物を館内配送するのに、「台車」は必要であります。しかし、その商売道具が自由に使えなくなりました。しかも、私もミスではなく、先輩のミスで。
事の起こりは、k先輩が荷物を運ぶ台車を出入口付近に置いたまま納品に行き、その台車にお客さんがつまずいてしまったとのことで事故が発生しました。客先の大規模小売店舗はご立腹。落とし前として、一人では台車を運用できなくなりました。(´;ω;`)」台車の前と後ろについて二人で運用しなくてはならなくなったのです。

ただでさえ、人手は不足していて配送員が二人はなかなか揃わない。時間はどんどん過ぎていく。しかも鬼現場、時間が来て終わりではない。s氏も「作業が終わるまで、昼休憩にありつけない」趣旨は申し出ている。
では、どうするかというと手で荷物を持って運ぶのです。作業量は半端ないのに、重い荷物を手で運ぶ。負担増でもうやってられない。しかも、先輩のミスと客先への過剰な忖度で。社畜とは、理不尽に咲く花である。そんなことを痛感したのであります。

この職場の総括
この職場の惨状、分かっていただけましたか?私、旅行が趣味で、高山に旅に出かけた際にゲストハウスに宿泊しました、その際、同席したオーストラリア人観光客にこの職場のことを語ったら、
「そんな職場から解放されて良かったね。」という生暖かいお言葉を頂きました。やはり、外人さんは分かってらっしゃる。同じ事実ですが、これを昭和気質の人に説明したら(私も昭和時代生まれだけど)「なんで辞めた。根性がねえな。(# ゚Д゚)」などと評価されるでしょう。同じ事実でも人によっては見方が違うのです。
国内初のパワハラ予防資格【雇用クリーンプランナー】
この職場には、やられっぱなしかというとそうでもありません。愛知県の労働相談センターに足を運んだり、退職後にハローワークに証拠の品を提示して、「特定受給資格者」ということになり、失業手当を待機期間なく受給できました。また、s氏とその職場には是正指導がなされました。その詳しい顛末はまた別の記事で、また別のストーリで紹介します。

というわけで、この職場のブラック度を総括します。
10点満点中
- 激務度 8
- パワハラ度 8
- 理不尽度 7
- 薄給度 7
- 残業度 6
- 仕事の不自由さ7
- 破戒力(ルール無視度) 7
総合評価 A
S、A、B、Ⅽ、D、Eの6段階で評価
いやぁ、いいDEATH(です)ねェ。スバラシイ。いいブラックぶり。


本日のあなたに伝えたいこと
ブラック企業は、伝説上の存在ではなく、まだまだ日本社会にあるぞ。
下手に続けると腹痛など健康被害や仕事が嫌になるぞ。
ただし、一ついいところはある。
それは、入りやすさだ。
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