私は、不安神経症の病み上がりで闘病している者です。病み上がりでも旅を楽しめた、この旅ブログが皆さんの心に少しでも希望になれば、良いかと思います。もちろん、健康な人にも。
- 長崎出島
- 浦上天主堂
- 長崎平和公園並びに原爆資料館
江戸時代の西洋への窓、出島
朝8時に宿泊していたカプセルホテルに荷物を預けて、チェックアウトせず、ホテルから身軽な恰好で向かいます。この出島は新地中華街から近いので、宿泊ホテルに荷物を預けて朝観光するという技ができます。営業時間も
朝の8時から夜9時までと長い。こちらは、出島の商館跡になってます。この出島は、簡単に言うと、江戸時代の外国人居留地兼貿易港ですね。その当時の日本と西洋をつなぐ窓口です。広さは15000㎡。100メートル×100メートルの敷地が1.5倍という広さ。この狭そうな敷地に日本にきて貿易や商売しにきたオランダ人は駐留し、閉じ込められて、生活していたと暫し想像します。
この施設では、旧石倉、筆者蘭人部屋、旧出島神学校、カピタン部屋と見て回りました。旧石倉では当時オランダに輸出されていた国産陶磁器などを見学しました。訪問した当初は、不安がなかなかきつくて、写真をとる余裕はなかった。とりあえず、合谷のツボをおして、コントロールを試みました。不安を下げて見学を継続します。昔の日本は陶磁器で外貨を稼いでいたのね。今の主力輸出品は、自動車。私はカメラを輸出してます(個人輸出の副業)。
次は、筆者蘭人部屋にお邪魔しました。ここでは、当時のオランダと日本の交易についての展示がありました。当時は、オランダ~長崎の移動に300日ほどかかったという記述が印象に残っています。
今、10か月も移動にかかったら時勢が相当変わってるし、今、自分が10か月も乗り物の上だったら、気が滅入りそう。デイスプレイがあり、アニメーションで当時の長崎の役人とオランダ商人のやり取りも流れていて興味深く拝聴しました。(役人による検品時間が長いのだそうです。)
カピタン部屋に歩を進めます。
こちらは、オランダ商館長のお家を再現したもので、オランダ商館長の執務室やダイニングなどが展示してあり、オランダクリスマスの宴なども再現されています。日本に赴任したオランダ商人はこんな生活していたのか、遠い異国の地、しかも今と違って、飛行機もなく、すぐには帰れない。(今時の言葉でいう)そんな難儀な単身赴任にチャレンジしたであろうオランダ人たちの生活をイメージしました。引っ越しうつなんて言ってられませんね。
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オランダのニッフィちゃんにバイバイしながら、出島を後にします。彼女とは、あとのハウステンボスでも再開します。宿泊したカプセルホテルで荷物を回収し、次の目的地である浦上天主堂に路面電車で向かいます。
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引用 長崎観光/ながさき旅ネット
営業時間 通常8:00~21:00 ※最終入場20分前まで
休日 年中無休
料金
大人520円、高校生200円、小中学生100円
※団体割引あり
※ 障がい者手帳(身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳)保持者及び介護者1名は減免があります。(市内在住)無料(市外在住)半額アクセス
長崎駅前から路面電車(崇福寺行)で約5分、出島下車徒歩すぐ
長崎駅前南口バス停からバスで約4分、出島バス停下車徒歩すぐ
浦上天主堂 長崎の歴史と悲哀を感じる地
次は、浦上天主堂です。こちらは大浦天主堂ほどメジャーではありません。しかしながらなかなか見ごたえはありました。こちらは大正時代の終わりごろに建設されたキリスト教のお堂です。戦時中、原爆の爆心地からわずか500メートルのところにあり、破壊されました。信者の人たちや聖職者の方もなくなったようですが、原爆で破壊された聖人像も天主堂の入り口左側に残されておりました。原爆の被害を後世に伝えるモニュメントですね。
愚かで醜い人類の負の遺産を後世に伝える、こういった旅を「ブラックツーリズム」というらしいですね。今回、そのブラックツーリズムになりますが、行きました。こちらは朝の9時から夕方5時までのよくある通常営業(?)となってます。 入場料は、なんと無料。宗教施設ということもあり、懐はでかい。 ただし、お堂の中にはお布施の箱と募金箱(能登震災のための)がありました。募金して、内部を見学します。堂内は撮影禁止でした。内部は静粛な場所で、身を正して見学しました。結婚式に相応しいような美しい空間でした。お堂の中には、被爆したマリア様が安置されてました。撮影はできませんでしたが、目が無くなって黒くなり、頬が焼け焦げてました。人類の醜く恐ろしい業を教示してるようです。 |
爆風で吹き飛ばされた聖人像です。そばには千羽鶴、日本人にとって外敵からの平和は空気のようなものかもしれませんが、ウクライナのことを思うとそのありがたさを思い知ります。ここでは、あまり不安は高ぶらなかったです。安定した気分で回れました。
営業時間 【内覧時間】 午前9時から午後5時
休日 無休
交通アクセス 長崎駅前バス停からバスで約15分、浦上天主堂前(またはカトリックセンター前)バス停下車徒歩約1分
長崎駅前から路面電車(赤迫行)で約13分、平和公園下車徒歩約8分
引用長崎市観光サイトより
.長崎で人類のカルマ、切なさ、暗さを思う。(平和公園並びに原爆資料館)
さて、次は平和公園に足を運びました。長崎といえば、原子爆弾の被災地です。実は、ここの訪問は少し迷いました。不安神経症の病み上がりには、原爆資料館の被爆者の写真はショッキングでヘビーだからです。
しかし、長崎でここは避けては、長崎訪問したとは言えないし、学びとは言えない。覚悟を決めて、長崎ブラックツーリズムを敢行しました。長崎平和公園は丘の上にあります。原爆で破壊された刑務所あとを見て、やはり不安は湧いてきました。コンクリートつくりの頑丈な建物が根こそぎ倒れております。この長崎刑務所浦上支所では120人の収容者の他に、18人の職員、一人の女医さんが瞬く間になくなったそうです。原爆の爆風のすさまじさを実感すると共に、彼らの日常が理不尽に奪われた無念さを思います。法を犯した人を収監する施設が国際法上違反とされる原爆(民間人無差別殺傷)でやられるのは皮肉ですね。
ここは、外国人の観光客の方々もたくさんいらしゃいました。やはり、第二次世界大戦での原爆被害は特別なのでしょうか。
この有名な石像は、上に伸びた右手は原爆が投下された天を、水平に伸ばされた左手は平和を表し、穏やかな表情で閉じたまぶたは、犠牲者の冥福を祈ってるようです。目を閉じて、私も暫し合掌しました。ここでは不安は湧きましたが、心理療法することも忘れて説明文に見入ってしまいました。不安度は7くらいです。
歩を進めて、次は長崎原爆資料館へ行きます。
この施設は、長崎に投下された原爆の被害、原子爆弾の仕組み、投下に至る歴史や経過、建物や被爆者の被害の写真、絵、今の核軍縮の取り組みなどを展示しております。中にはショッキングな写真もありましたが、見学を敢行しました。展示を興味深く拝見しました。ここも外国人観光客がたくさん来てて、お子さんもいました。安全保障との兼ね合いもあり現実は難しいかもしれませんが、原爆の恐ろしさを知った彼らの世代が原爆を葬りされば嬉しいです。2度と人類の都市の上であんな悪魔の爆弾がさく裂しませんように。あれが人類に役立つとすれば、大型隕石の地球激突をそらすくらいでしょうか。
ここでは、かなり衝撃的な写真(真っ黒こげの被爆者の写真など)もありましたが、思ったほどパニックになりませんでした。誠に見事。見学クリア。
さて、心理的に重いブラックツーリズムを終えて、お次は快速で、長崎をあとにして、ハウステンボスに向かいます。けっこう急ぎました。長崎ちゃんぽん食べる間もなく、ファミリーマートのお弁当です。長崎2日目は、気分的に重くなった時もありましたが、不安がすぐに鎮火するのを期待して、コンプリート。学習しながら長崎観光を敢行しました。楽しいだけではなくこういう旅も有意義ですぞ。
インフォメーション
引用 ながさき旅ネット
長崎平和公園
アクセス 長崎駅前から路面電車(赤迫行)で約15分、平和公園下車徒歩約3分
長崎駅前バス停からバスで約15分、平和公園前バス停下車徒歩1分長崎原爆資料館
営業時間 8:30~17:30【1~4月、9~12月】
8:30~18:30【5~8月】
8:30~20:00【8月7~9日】
※入館は閉館時間の30分前まで
※図書室・ホールは上記と異なる時間です。詳細はお問合せください。休日 12月29日~12月31日
※図書室・ホールは12月29日~1月3日料金 大人200円
小・中学生・高校生100円
※団体(15名以上)料金あり
※各種減免減免制度あり、詳しくは公式サイトでご確認ください
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