お疲れ様です。読者諸兄諸姉の皆様。
5年前は、コロナ禍でしたな。あの時代は、大変でした。「マンボウ」なんて魚か、ネットカフェかよく分からない飲食店の時短営業要請(蔓延防止重点施策)や、スーパー銭湯の営業停止、いつも窒息しそうな通勤電車も空気運んでいてガラガラ、自粛警察やマスク警察なんて民間の風紀委員的な存在まで出没し、息苦しい空気でした。

そんな中で、マスクやティッシュペーパーやはてまたトイレットペーパーまで品不足となり、必需品のくせに入手困難で往生こきました。まるでプチ戦争状態でした。

しかーーーし、この元社畜owakon。その当時は、コロナウイルスよりも生きてる人間のほうが厄介でした。このコロナ禍、パワハラトラブルがありました。
今回の記事では、この日本社会におけるパワハラの実態とパワハラの弊害や対処法を実体験を交えて解説します。心して刮目せよ。
もはや令和なのに昭和平成の呪縛:パワハラ上司との遭遇
この哀れな社畜、owakon。パワハラ上司によく遭遇します。パワハラエンカウント率はさすがに伊達ではない。
令和になっても、職場で怒声や罵声、暴言を飛ばすパワハラの方々がいらっしゃいました。
ほんで、今どきのホワイトな職場に勤務してる方は言う。

えっ、そんな人。まだ、いるんですか。ウチの職場そんな人いない。
いえいえいえいえいえ。
います。パワハラの人は。

なんたって、我が国はいまだ世界3位のパワハラ王国。

この日本社会、パワハラ防止法ができても、令和になっても
摩訶不思議なことですが、、、、、、パワハラの人は
いるいるいるいるいるいるいるいるいるいるいるいるいるいるいるいるいるいるいるいるいる。
まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ」
OH MY がっ
ちなみにパワハラの定義とは
業務上の必要かつ妥当な範囲を越えて、身体的または精神的な打撃を与えること、、だそうです。

具体的に、どのような方々がいたかというと
その前に、今回の職場のステータス
- 正社員
- 施設の維持管理
- 月給は220000円
- 某大手の子会社で中堅企業
- 勤務時間は8時半から17時
- 駅から3.5キロ(駅からは自転車通勤)
- 月~金の週5日勤務
- 残業は月3時間
- ボーナスは基本給の2.5か月
昭和平成からの亡霊 S所長

こちらの方、悪気はないみたいなのですが、指導態度が高圧的で、頭ごなしに怒鳴ってきたりもしました。私が、朝ラジオ体操の後、職場で使うカッパの置き場所を探していたところ、
「おい、朝礼始まるぞ。早くこい(# ゚Д゚)」
と頭ごなしに怒鳴られました。その他にも、先輩と中央監視室でモニターの見方を教わっていたら、「そんなところばかり見てんな。他にも覚えることはあるんだからな。後輩に抜かれちゃうぞ。(# ゚Д゚)」と怒鳴ってきました。
高圧的な指導を是とする昔気質のおじさまでしたね。
ただし、この方、I先輩曰く「昔堅気だが、コンセントを設置して、制服を洗うための洗濯機を導入してくれるなど従業員思いの点もある」とのことでした。
従業員に対して悪意はなくともその高圧的な指導態度はいただけないものでした。
悪態罵倒副所長 Y副所長
この副所長もまた昭和平成気質でした、S所長よりもお口は悪い。従業員に「あほ」とか「バカたれ」と悪態をついてきます。

活性炭塔の掃除で、炭の投入口を掃除する際、汚れ防止のために新聞紙を敷くのをうっかり忘れたら
「馬鹿たれ、何を見てきたんだよ。洞察力ねえな。」
と怒られ。また
「あほだろう、自分でもそう思わんかーーーー?」
と罵声を浴びました。これはもう明白なパワハラ行為です。聞けばI先輩にも「あほ」などの暴言をぶつけてるとか。これ、後で書きますが、「不適切な指導」とパワハラ認定され、パワハラ防止講習を受ける羽目になります。
「バカとは軽々しく、他人をバカという人です」という言葉があります。
まさに、その通り。パワハラで行政指導を受けてるのですから。

正に昭和の男、肩パンチK先輩
これは、令和の話です。作業の機械操作で肩にパンチしてくる方が、いました。

玉掛という、フックにひっかけて、ものをトラックに載せる機械があるのですが、その練習をしていた時です。指差し呼称した後に、玉掛を動かす手順になっているのですが、指差し呼称の指の方向と逆の方向に玉掛を動かしたら、肩にパンチを受け叱責されました。

「おい、なんで、指差し呼称の向きと逆の方向に玉掛を持って行ったんだ。」
とね。
私は、方角の確認で指を指示したのに過ぎないのです。
たしかに、指差しして、動かす予定の方向の事前確認は大切ですが、何も荷物は掛けてありませんでしたし、しょせん練習。そんなことで、肩にパンチなどの小暴力はいただけません。これも身体的なパワハラですね。
まるで昼ドラマのような姑のいびり、高圧N先輩
まだ、終わらナーーーーーい。4番目のパワハラの使い手としてN先輩がいます。この方50歳くらいの方なのですが、この方も昭和平成のおっちゃんという感じで指導態度が感情的。従業員の着けているインカムごしに怒鳴ってきたりしました。おまけにダメ出しがネチネチとしていて、嫁いびりのお姑さんみたいでした。
汚泥濃縮機という機械の清掃作業があるのですが、この作業で洗いっぷりが甘いとど叱られます。
「こんなもん、やった内に入らん。(# ゚Д゚)、ここまでやれば、あんなに汚いわけがねえ。」
「だらああ。(# ゚Д゚)」」
パワハラの職場環境に対し、国権の発動(行政指導)
パワハラ行為の数々、一体いつの時代だと思っているのか?
パワハラ防止法に抵触する態度です。
「パワハラは、「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」で規律され定義がなされています。同法において、パワハラは「職場において行われる優越的な関係を背景とした言動であって、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものによりその雇用する労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者から の相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない」と規定されてます。
Authense professional insight のホームページより引用
パワハラがあった場合には、企業は適切に対応しなくてはなりませんが、この会社の担当者に電話しても、消極的でした。なんでも「コロナ禍で、外出しづらいので、事情聴取には出向けない」とのけんもほろろの回答でした。
そんなものだから、私は、国家権威に訴えに行くことにしました。愛知労働局です。こちらにパワハラの件で、労働相談に行くことにしました。
パワハラというと労働基準監督署をイメージする人も多いかと思いますが、パワハラの相談であれば、労働局の労働相談センターに行きます。
「総合労働相談コーナー」では、労働条件・女性労働問題・募集採用・職場環境など、労働問題に関するあらゆる分野のご相談を専門の相談員が承ります。
相談無料、予約不要、秘密厳守で女性相談員もおりますので、安心してご相談下さい。
また、個々の労働者と事業主との紛争が増加していることから、都道府県労働局長の助言・指導制度、紛争調整委員会によるあっせん制度が整備されました。
| 雇用環境・均等部 指導課 総合労働相談コーナー (三の丸庁舎分室) | 〒460-0001 名古屋市中区三の丸2-2-1 (名古屋合同庁舎第1号館) | 052-972-0266 |
愛知労働局ホームページより引用
社畜の反撃です。彼らの愚かなパワハラ行為の顛末や程度を書面に書き記して、労働局の職員さんに訴えます。ここでは文書能力は大切ですぞ。
飛べない豚は、ただの豚だ。
という紅の豚のセリフがありましたが、訴求文を書けない社畜はただの無力なる社畜です。日々、相手に伝わる文章を書く練習をしておきましょう。

そして、行政指導が下される。
国権の発動です。
日本国憲法9条では「国権の発動たる戦争または武力の行使は、国際紛争を解決する手段として禁止する」とありますが、労働問題、すなわちパワハラ問題を解決する手段としては実に有効でありました。
動物園のゴリラのごとく感情的に吠えたけていた方々がお上品になったのです。
「コロナ禍云々で本社から現場までいけない」と重い腰だった人事担当者もヒアリングに来て、直ちにパワハラ防止講習が施されました。

この日を境に、パワハラ的行為はピタッと止みました。「他人と過去は変えられない」と言いますが、こんなに変わるとは、国権(愛知労働局)の指導はすごい。

ただ、時が過ぎればまた元のゴリラさんに戻った可能性もありますが。
私は、経過を見届ける前にこちらの職場を辞めました。
昭和平成イズムに潜む危険と愚かさ
それにしても、令和の世になっても、まだ短気で高圧的な指導態度が見受けられる。
日本人のメンタリティーは一体どうなっているのか?残念なことです。
昭和平成気質の日本人の中には、「体育会系」の労働文化を是として、高圧的かつ感情的なスパルタ教育を美学としてきた人々もいます。

プレイボーイ 橘 玲コラム 集英社 より引用
そんなことで、指導態度とは高圧的な指導以外に知らない人たちもいるのです。おまけに、「厳しい」とパワハラ的指導とをはき違えているような人もいます。
三大心理学者アドラーによるとそのような高圧的で感情的な指導態度はレベルが低いときっぱりと否定してます。

お前らーーー。いいか社会ってのは厳しくて、理不尽なんだーーー。俺が鍛えてやる。だから、俺の言うことを聞け。甘えは許さん。仕事ができなくて俺を怒らせるな

いいえ、あなたは、部下を恐怖で支配したいから怒っているのです。感情的に怒るというのは、赤ん坊や刃物で脅す不良と変わりません。短期的には人を動かせますが、長期的に見て損をします。
昭和平成的、高圧的指導の弊害
- 言われたことしかやらなくなる。
- 不機嫌な上司に対して報連相がこまめにいかなくなる。
- 職場や上司への陰口が多くなる。職場のムードの悪化から離職率は高くなる。
- 精神的なストレスから適応障害などメンタル的な病気が多くなる。

樺沢紫苑著作 メンタルヘルス大全 より引用
ななななんと、労働問題での死亡者は、一年で2018人にも上ります。これは、今話題の熊さんやTVでお騒がせのスズメバチさんの比ではありません。
最も日本人を死に追いやっている生き物は熊でもスズメバチでもない職場のパワハラの方なのです。
なめてはいけない、パワハラ問題。
工場・製造業の求人ならワールドインテック【工場求人ワールド】
ヒロのフィリピン生活のリアル、海外移住・恋愛・体験談のホームページより引用
アメリカでは会社にもよりますが、攻撃的で、パワハラやモラハラやる社員はTOXIC(有毒社員)と呼ばれ、パワハラが発覚するとクビになります。合理的なアメリカでは、多少優秀でもそんな社員を置いて、放置しておくリスクというのは小さくないと判断されるのです。
日本は犯罪や迷惑行為には、厳しく不寛容なのになぜパワハラ行為にはやたら甘いのか、不思議な国ですねぇ。パワハラ行為者が移動になったり、クビになった例は今まで、暴行沙汰のパワハラをしたF先輩を除いて聞いたことはありません。

海外の人も日本のパワハラの多さや労働環境の悪さに辟易してるようです。思い返せば、私も職場でベトナムの人やインドネシアの人とも働いたことはありますが、怒声を飛ばすなどのパワハラ行為をやる方はたいてい日本人のミドルです。
これは、経験から本当に言えます。日本はストレス大国の社畜国家と評価されても仕方ない。

YouTubeチャンネル 「ひろぬけ、ひろゆき切り抜き」より引用
お口が辛辣なYouTuberのこの方にも「日本はパワハラが多い」と評価されてる。そして、パワハラ上司は無能であると論破されている。私も同意します。
所詮、諸行は無常。変わりゆくのが世の常である。
いつまでも昔のやり方や流儀に固執してるのか。そして、自分ではそれを「熱い指導」とでも思って問題ないと思っているのか。自覚はあるのか。
目先のことに感情的になり、大切なことに気づかない。これは哀れで、
愚か―
なことなのです。
いい加減、目覚めよ日本人
日本の職場では、生産性向上やノルマ達成よりも「従業員の満足度」や「メンタルヘルス」、「働く人の心理的安全性」に比重をおいたほうがいい。
具体的には、アンガーマネジメント講習の実践や認知行動療法、マインドフルネス瞑想などを無駄な会議を削ってでも業務で行ったほうがいいような気がするのです。1日15分程度でもいい。
そういうわけで今回の職場の総括
- 10点満点中
- 残業度 4
- 業務の忙しさ 4
- 物理的障壁(臭さなど) 7
- 月収 6
- 理不尽度 8
- パワハラ度 9
総合評価 B
この記事にはまだまだ続きがあります。パワハラで退職したあともコロナ禍での社畜の苦しみは続きます。親の教えから無職状態に苦悶してしまった社畜の話です。
次回は「独りぼっちの夜・・・の不安。不安に苛まされたコロナ禍での苦闘」の記事を書きます。
こうご期待。
予告のスクショ

週刊gendai、mediaより引用

菊水電子工業 公式サイトより引用


ツレとてんてんうつの先生に会いに行く 細川てんてん より引用



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