こんにちは、読者諸兄、諸姉の皆様、元社畜のowakonです。
皆様、長い休みの期間を頂いたら、何をしますか?私は、夜勤や過労、職場でのパワハラなどで、適応障害になって休職する羽目になり、かなり長いお休みに入りました。
休職中、どのように過ごすか、何をするのか。分からないというご意見があったので、今回、適応障害の休職期間中に行った旅の旅行記を書くことにしました。


休職期間は、初期は主に地域活動センターに行き、図書館で借りた本を読んで、ゴロゴロして過ごしておりました。いい骨休めになりましたね。
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詳しくはこちらの記事に
うつになった社畜の休職時の過ごし方 | 尾張社畜生存コンテンツ
身体を休めパワハラ下の労働から久しぶりに解放され、睡眠をちゃんと取れるようになり、ある程度不安感が落ち着いてきたら、ハイキングに出かけてみようと思い立ちました。精神科医の樺沢しおん氏もウオーキングなどの身体を動かすことは、不安の改善にいいと主張していて、自然の中でリハビリ的に運動してみることにしました。

今回のお出かけはJR東海の「青空フリーパス」という企画切符を用いて、名古屋市から岐阜県の馬籠宿という江戸時代の宿場町に足を運びました。
青空フリーパス概要
土曜・休日及び年末年始(12月30日~1月3日)にフリー区間内の快速・普通列車の普通車自由席が乗り降り自由の1日フリーパスです。利用期間土曜・休日及び年末年始(12月30日~1月3日)発売期間
通年有効期間
乗車日当日に限り有効です。
- 乗車日が翌日にまたがる場合には、乗車した列車が0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効です。
おとな | 2,620円 |
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こども | 1,310円 |
JR東海HPより引用
名古屋から土日にちょっと遠出の日帰り旅行するのにコスパよくて便利です。
今回の旅は、自然の中でのハイキングだけでなく、歴史的建造物を見学し、文学も学べる一粒で2度美味しい旅程となります。道中、イタリア人の方とご一緒し、会話をしてイタリア的哲学を学びました。それはメンタルを追い詰め、自分を今まで苦しめてきた、アダルトチルドレンや「昭和平成の呪い」を薄くするのに大変役に立ちました。
うつで苦しんでいる方、休職中の方、昭和平成の価値観に疑問を持っている方へ。届け、

心の休息:岐阜県妻籠宿の歴史的美観
JR中央線に乗って、約1時間、「中津川駅」からバスに乗って20分で馬籠宿にアクセスできます。
JR中津川駅前 北恵那交通バスをご利用ください。
乗り場/3番レーン
路線/馬籠線
乗車/「落合・馬籠方面」行き
下車/「馬籠」(終点)
さて、やってまいりました、江戸時代からのの宿場町「馬籠宿」
【江戸時代の幹線道路である五街道の1つ、中山道。
馬籠宿は、江戸から京まで69ある宿場町の43番目の宿場町です。
馬籠宿では坂道の両側に軒を連ねるカフェやおみやげ屋さんを楽しみながら歩くことができます。
せんべいやおやき、中津川の郷土食でもある五平餅など、食べ歩きもおすすめです。
宿場町を抜けた先の馬籠見晴台からは恵那山をはじめとする大自然の絶景を見渡すことができます。
また、日本近代の文豪・島崎藤村の出身地でもあり、中央部にある本陣島崎家の跡地に建つ文学館「藤村記念館」では、幕末・明治の馬籠を舞台とした藤村の長編歴史小説『夜明け前』などの作品原稿が展示されています。
終焉の地、神奈川県大磯町の書斎も復元されており、館内を一巡すると藤村の生涯をたどることができます。】
中津川観光協会HPより引用


まず、ご覧ください。江戸時代にタイムスリップしたような街並み、そのまま大河ドラマの撮影に使えそうです。石畳と木造家屋が風情を醸し出してます。古き良き日本の風景。外国人の観光客も喜びそう。

水車と石階段の風景、自分で撮影しておいてなんですが、beautiful。自画自賛です。昔は水の位置エネルギーを水車を動かす再生可能エネルギーとして活用してたのね。江戸時代からのSDGs動力です。
これなら電気代もかからないかも。


水車小屋の中です。ピンボケして申し訳ない。囲炉裏と収納棚のついてる木製階段。狭いスペースを賢く活用して収納。バスに揺られた身体をこの中で暫し休息。

この水車、ちゃんと発電機械として働いているようです。そして、馬籠宿の街路灯に夜な夜な光を供給しているのだという。健気だ。くたびれた社畜にも光を。もっと光を、そして世知辛い日本社会にも光を。

なんという美しい風景。この景観を保持してきた先人たちに敬礼であります。クラシカルな木造家屋は、コンクリートのビルとはまた違った安寧感があります。奥に「百草丸」ののぼりが見えます。これは、黒の整腸用の丸薬ですね。IBS(過敏性腸症候群)の体質のある私にはありがたい。お土産に買いました。

この馬籠宿では、宿泊施設もコンクリのビルではなく昔ながらの木造家屋の民宿です。しかし、内部は「ルンバ」ちゃんがお掃除してました。伝統と現代技術との融合。高そうだけど、泊まってみたいかも。いつかお大尽になったら。

藤村の世界へ:文学と歴史の交錯する場所、島崎藤村記念館

この馬籠宿には、文豪島崎藤村の資料館があります。この建物は、江戸時代、本陣や庄屋を兼ねた建物でそれを資料館に転用したみたいです。
中には島崎藤村の関連資料が収納されております。中の撮影は禁止であったので内部の写真はありません。馬籠宿は藤村の「夜明け前」の舞台で、縁のある土地みたいです。「夜明け前」は読んだことはありませんが、「破戒」は図書館で借りて読んでおります。近世から続く理不尽な身分制度と世間体に怯えながら、過ごしていた主人公、教師の瀬川丑三が自分の出自(エタ)をカミングアウトして、抗い自由を手にするというストーリーでした。なかなか感動しました。日本は、意外と江戸時代からの悪習や伝統を断ち切って近代に至ったのだなと思いました。

馬籠宿の本陣で藤村の祖父母の隠居部屋です。江戸時代の佇まいを今に残しております。藤村は少年時代こちらで勉学に励んでいたようです。
やっぱ長野と言えばコレだね。社畜、蕎麦と五平餅を食す

長野と言えばやっぱこれだね。お蕎麦。700円と観光地にしてはリーズナブルなお値段。季節は夏。なかなかさっぱりとしておいしゅうございました。

お蕎麦屋さんにかけてあった馬籠宿のペナントですね。

お蕎麦屋さんも風格があります。暖簾が垂れてあり江戸から続く老舗という雰囲気を漂わせてます。外国人の人も喜びそうだ。

高札場:それは民を縛り畏怖させるお上の通達

これは、お上。すなわち御代官様が下々にルールや禁忌、参勤交代の規則やレギュレーションを伝える高札場という掲示板です。この時代、文字をきちんと読める人は少なく、庄屋さんが朗読して聞かせてたようですね。けっこう高い位置にあります。近眼の庄屋さんは読めるのかしら。今なら、市役所からの通知は広報ナゴヤという新聞でなされます。

江戸時代の刑法のようです。こわや、こわや。現代に通じる内容もあります。また、参勤交代時の規制についても書かれていますが、達筆と江戸時代の言い回しのため内容は完全に判読できないです。
3-ーーーーっつ、なんじゃらほい。日本人が順守してない三つの法律
- 1,道路交通法
- 2,建築基準法
- 3,労働法(やはり社畜が育成しやすい環境なのか)


馬籠宿の高台からの「恵那山」です。日本の山は美しい。この景色だけでも1,000,000の価値はあります。
尺が長くなってきたので、一度ここで区切ります。次回の記事では、馬籠宿と妻籠宿を結ぶハイキングコースとそこで出会ったイタリア人について記述します。彼に社畜の病と悩みについて話したら、薬になる生暖かい言葉を頂いた。彼の哲学は、社畜に響いた。


哲学がなく、世間の価値観や親の教え(仕事しない奴は駄目ニート。働かん奴は駄目だ。根性出して働け、休むな)を盲目的に信じて、それに基づいてバッシングする意地悪な日本人とは一味違います。
これを読めば、「強すぎる勤労の美学(転じて呪い」に悩み、劣等感や変な罪悪感(堕落)を保持してる貴方の苦悩(働いてない自分は駄目な人間かも)が和らぐかもしれない。
こうご期待
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