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関門海峡と歴史の町、下関

ブラック企業での疲弊を癒す旅行
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 こんにちわ。元ブラック企業戦士owakonです。今回は、下関の観光旅エッセイを紹介します。メンタル的に神経症気味でしたが、そんな状態でも1人旅をエンジョイできました。

1.本州と九州の架け橋、関門海峡大橋並びに関門トンネル

門司港レトロからバスで「関門トンネル人道入り口」へ向かいます。人道ということは、車道もあります。というより車のほうがメインのトンネルですね。このトンネル、関門海峡大橋より先に完成して運営されたようです。メインランドの本州と九州をつなぐ物流の要、人も通れるのは素敵。しかも無料。

 「人道」トンネル。倫理的で優しいトンネルなのかしら。ガザやウクライナに相応しいようなトンネルなのかしら。わたしも寄付して他人に優しくできますように。

このトンネルの入り口の近くには、関門海峡大橋が佇んでおります。でかくて、威圧感を放っております。水面から橋までの高さは60メートルくらいでしょうか。その下を色々な貨物船が通っていきます。ここは国際物流的にメジャーな大通りなのですね。岸の丘の上に船の信号のような電光掲示板が設置されてました。関門海峡は最も狭いところだと780メートルくらいらしいです。それなら自分でも夏なら泳いで渡れそうだなと妄想しましたが、この海域は流れが速いらしいです。多分、泳いで渡るのは無謀か。それにしてもでかい。こんなでかい橋を造るなんて日本の工業力と技術すごい。しばし見惚れます。

そして、エレベーターで関門トンネルの人道入り口をおります。

深さは60メートルくらい、幅3メートルくらいの道を歩いて行きます。この道は福岡県と山口県の県境で、海底を歩いて進む体験は面白いのですが、海の下を進むと空想すると、崩落しないか不安になり、ちょっと不安が湧いてしまいました。合谷のツボを押して、不安の低減を計ります。とりあえず落ち着いてきました。歩行を続行します。ここはファミリーの人たちも来てましたし、下関側のエレベーターの乗り場の近くでは何故か自転車の紙芝居も来てました。上演は「壇ノ浦の戦い」平氏と源氏の戦いですね。縁のある題目です。

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トンネル歩行道の途中で、やや不安になりながらも、不安が直に治まることを期待して歩行を続行。トンネルの途中でトンネルの説明の展示があり、興味深く拝見、トンネルの断面図や長さや深さなどを勉強しました。なんとか不安は治まってきてよかった。「海底の下を歩くなど」変な想像したら怖くなってしまいました。想像力ってのはなくては危機管理がなってないことにもつながりますが、あっても辛くなることもあるなぁ。

 山口県下関側に到着して、地上に上がると、砲台が設置されておりました。これは、幕末の時に長州藩が夷敵を打ち払うために設置したものらしいです。しかし、幕末の戦で一度フランス軍に没収されて、返還されたみたいです。西洋列強に比べて、当時の日本の砲術のちょぼさを物語っています。そして敵の砲台を勝手に戦利品にするフランス軍もえげつない。バックに関門海峡大橋が映り込み自分でもいい写真が取れました。雨でしたけどね。

2.成り上がり日本と清国の喧嘩の落とし前会議の場、日清講和記念館

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 バスに乗り、次は「日清講和記念館」に向かいます。ここは、旅館「春帆楼」の敷地内にあります。この展示室は無料で入れます。1894年に始まった日清戦争とその落とし前の下関条約が締結された所で、それに関する資料の展示がされてます。日本側の全権代表は伊藤博文と陸奥宗光、清側の代表は李鴻章でその講和会議で使われたテーブルや李鴻章の遺筆などの展示があります。李鴻章は来日し、駐留中に、この春帆楼から帰る途中暴漢に襲われたらしいですな。西洋の科学技術を学び、富国強兵に成功し、清国を打ち負かしたドラマの舞台。歴史の知識があれば、なお興味深く拝見できます。ここでも不安は強くならず、平穏に見学できました。

3.悲劇の幼帝、安徳天皇を祀る竜宮城、赤間神社

この日清講和記念館のすぐ近くに、これまた日本史のドラマ的観光名所があります。赤間神社と言って、源平合戦のファイナル、壇ノ浦の戦で入水した安徳天皇を祀る神社です。また、この神社の前身の阿弥陀寺は、「耳なし芳一」を祀っております。それと平家一門の墓も安置されております。源平合戦縁の神社で、その門は竜宮城を彷彿させます。

 雨で足元の悪い中、進んで行きますと、休憩スペースの東屋の天井に源平合戦の絵巻が飾られております。女の人が源氏の兵士に髪の毛を引っ張られて、救助される様子や、平家の平清盛の妻二位尼に連れられて入水する安徳天皇の様子が描かれております。栄華を極めた平家ファミリーも驕り高ぶっていたら、足元すくわれて敵に追い詰められて、平清盛CEOの?ご婦人が入水するまで追い詰められてしまった。その転落ぶりにも驚きですが、理不尽にも大人の事情で入水に付き合わされた幼帝もなんか可哀そうとしみじみ想像しながら、またカロリーメイトを頬張り、爽健美茶を喉に流し込みます。

 腹が減っては戦はできぬ、不安が湧いては観光できぬですから。やっぱりカロリーメイトはすごい。昼食事しなくても7キロの行程を踏破できたし不安やイライラも鎮火されてた。Σ(・ω・ノ)ノ!

 ここは、奥の宝物館以外は無料です。宝物館も入館料は100円でお値打ちです。宝物館は安徳天皇の像や耳なし芳一の絵、源平合戦の絵巻などがあり、日本史に興味のある方行ってみてくだされ。「鎌倉殿の13人」のワールドをしばし空想でき、味わえますぞ。

大英帝国の重要文化財、下関の外国の窓口、旧下関英国領事館

赤間神社から歩いて、お次は、下関の重要文化財である旧下関英国領事館です。和風な観光スポットから急に洋風の施設にチェンジ。こちらは、明治39年にオープンしたイギリスの総領事館の建物です。総領事館としては、日本最古らしいです。よく残っていたものです。煉瓦造りの2階建てでやや小ぶりの建物です。下関の町の一角に異彩を放って佇んでおります。入館は無料です。

 中は総領事のお部屋や執務室が再現されており、ボランティアのスタッフの方が写真を撮ってくれたりします。なんだか総領事さんになった気分、自分少しだけグレートになったかも。(現実は、プチブラック(深夜の冷凍倉庫しかも作業量めちゃ多い、)な会社に勤める哀れなプロレタリアートなのに)

 部屋は威厳と趣を感じますぞ。当時の世界の覇権国、大英帝国の領事館がプレハブ小屋で業務をしてては沽券に係りますからな。

また、イギリスゆかりの施設ということで、1階のお土産店では、ピーターラビットの商品が販売されてました。ピーターラビットなかなかプリティで愛らしい。たしかピーターラビットはスコットランド発祥のキャラクターだったかと記憶してます。私も絵葉書のお土産を買いました。2階は、休憩室兼カフェになっておりました。休憩だけなら無料です。ここも不安は大きくならずに満喫しました。自分、すごい。

九州旅行最後は、下関海峡ゆめタワーです。

 下関のランドマークタワーです。入館料600円払って登りましたが、あいにくの雨。せっかくの関門海峡の風景が遠くまで眺望することができませんでした。晴れなら交通の要衝関門海峡の船の往来や関門海峡大橋を眺めることができたのに。残念。高さは140メートルくらい、下関駅から歩いて12分程度です。アクセスしやすいです。

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