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レトロな門司:歴史と風情を感じる旅

ブラック企業での疲弊を癒す旅行
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このブログでは、不安神経症を持つ私が、どのようにして旅行を楽しむことができたのかを綴っていきます。旅の中で、不安をコントロールできた小さな成功体験など同じような悩みを抱える方々に勇気を与えれればいいかと思っています。

 

午前7時30分。カプセルホテルで起床し、大浴場で朝風呂に浸かります。軽く目を覚ましてから、カプセルホテルのレストランで朝食を食べます。

 午前8時45分チェックアウトし、地下鉄「中州川端」から博多駅に向かいます。福岡地下鉄は朝すごい混んでました。不安は上がってきましたが、対処法する間もなく、とりあえず我慢しました。

 博多駅に到着。ここから門司までは、JR九州の「ソニック」に乗って移動します。

これもなかなかクールな車体。通勤ラッシュの時間に快速で移動は、混むし、早く移動したいので、特急料金払って、利用しました。自由席だけどそんなに混んでないわ。

 連結部では、大分の「姫だるま」人形が飾ってありました。

可愛らしくもなく、冷徹な印象を受けました。JR九州も最近は、このような民俗人形を車内に飾っているのですな。

 さて、午前10時半、北九州の門司に到着しました。4月3日、この日は、あいにくと福岡県は雨でした。せっかくの旅行なのに残念。コインロッカーにボストンバッグを預けて、出発。

歴史の宿:アインシュタインも泊まった旧門司三井倶楽部

 

 まずは、門司港駅の建物の撮影をしました。屋根は東洋風、建物は洋風煉瓦造の明治期に建てられたと思われる歴史を感じる建物でした。そこらへんの駅舎とはちがうなかなか個性的な駅舎でした。

まず一発目は、旧門司三井クラブに行きました。こちらは、大正時代、三井が外国の人を接待するためにつくった宿泊兼交流所らしいです。国の重要文化財となっています。あの物理学者アインシュタインも来日時泊まったらしいですね。アインシュタイン博士は大正の終わりごろ、神戸の講演のために立ち寄ったらしいのですが、お疲れにも関わらず、訪問した地元の子供たちのためにバイオリンを演奏したらしいです。博士素敵。物理学者として優秀だけでなく、子供にも優しいだなんて賞賛に値します。私も博士を見習いたい。

 中は写真撮影は禁止でした。 中は、アール・デコ調の赤の装飾が施されてなかなか荘厳でした。窓からは門司港レトロ展望室が見えます。雨なのが残念。

この旧三井クラブは、2020年の3月にも訪問しましたが、コロナ禍のせいで閉まってました。今回は、訪問リベンジできました。気分的に悪くはなかったです。よしよし。

住所北九州市門司区港町7-1
営業時間9:00〜17:00(入館は16:30まで) レストランは夜間営業あり(概ね21:00まで)
料金2階のみ有料(大人150円、小中学生70円)
アクセスJR門司港駅前 車:北九州都市高速春日出口より約5分

北九州観光情報サイト ぐるリッチより引用

鉄道の歴史を学ぶ!九州鉄道記念館

 その次は、九州鉄道記念館に足を運びました。ここは、見て、寝転んで歴史も楽しめる博物館です。(寝台車両の展示に試しに寝転んでみる際は、履物を脱ぎましょう)

こちらは、JR九州の昔の鉄道車両や鉄道関連の資料や鉄道運転シュミレーターなどが展示されてます。なかなか見ごたえのある施設でした。特に、JR九州の車両の展示が面白かったです。昔の蒸気機関車や寝台特急の車両が展示されて、中に入って見学することもできます。寝台列車は、今はもう東京と島根をサンライズ出雲のみ運行してます。少なくなりましたね。それゆえ寝台車両の入室体験は新鮮でした。入場料は300円程度。

下の車両は、寝台特急の「月光」。昼は特急。夜は寝台列車というユニークかつ便利な柔軟運用可能な車両。こちらは、平成12年まで運行していたそうです。私も乗ってみたかったですね。こちらは寝転ぶこともできます。(履物は脱いで体験します)歩き回って、疲れた時に一休みできるのはありがたい。

あとは、寝台特急「さくら」の車両です。ややせまいですが、このような車両で旅してみたかったですね。寝台列車の旅なんて文学的で素敵。いい思い出になりそう。

 この車両は昭和47年にデビューしたみたいです。昔の若者は、このような車両で上京し、就職しに来たのですね。当時、就職にあたり彼らはどのような心境だったのでしょうか。ちょっと想像しました。期待、それとも不安だったのか。なんにせよ、今ほど労働者保護(パワハラ防止、残業規制)の機運はなくて大変だったのではないでしょうか。彼らの就業先がブラック企業でなかったならよろしいのですが。近代日本の経済成長を支えた車両、味わいました。なかなか空想に浸り、不安をひと時忘れてました。ここもよしよしヾ(・ω・`)

住所北九州市門司区清滝2丁目3-29
営業時間9:00〜17:00※入館は16:30まで
URLhttp://www.k-rhm.jp/
定休日第2水曜日(但し、8月は除く) ※祝日の場合翌日休み ※7月は第2水曜日・木曜日
電話番号093-322-1006
料金大人300円、4歳〜中学生150円、4歳未満は無料 ミニ列車は1台1回300円
アクセスJR門司港駅より徒歩約3分 車:北九州都市高速春日出口より約5分

北九州観光情報サイト ぐるリッチより引用

日本満州の交差点の歴史を紹介:大連友好記念館

次は、門司港レトロ地区です。この時は雨が降っていて、空腹の中、歩き回って観光してました。空腹はメンタルの敵で、何かお腹に入れないといけません。とりあえず「カロリーメイト」を頬張り、観光を続行しました。エネルギーが補充されて、空腹が満たされた感じがしました。不安も沸いてこなかったのです。携帯性にも優れ、ベンチでも手軽に食べられる。尊いカロリーメイト。

 まずは、大連友好記念館に行きました。この建物は、旧日本が中国東北部、大連に建てた東清鉄道汽船のオフィスビルだった建物を北九州市が大連の友好都市15周年を記念して、復元した建物らしいです。なんだか歴史漫画に出てきそうな建物。ここだけ21世紀の日本ではないみたいです。プチタイムスリップ。この日は雨ということもあり、観光客はあまりいませんでした。煉瓦造りで歴史を感じる佇まい。入場料は無料でした。

 中は、大連についての説明や北九州と大連についての縁の資料が展示されていました。内部も当時の趣を再現されて、興味深く拝見しました。20世紀初頭の満州に赴任した日本人は、このような建物の中で仕事していたのかとまた妄想しました。シャンデリアが垂れ下がり、きれいなソファーが設置されておりました。なかなか快適そう、これだけの建物をつくり当時の日本人は地元の満州人に尊敬されて、満州民族と調和してたのかしら。ちょっと物思いにふける

 

住所北九州市門司区東港町1-12
営業時間利用時間:9:00~17:00 ※1階のレストラン「中国料理大連あかしあ」 11:00~16:00(ただしランチタイムは14:00まで。土・日・祝日は14:30まで)、17:00~21:00
URLhttps://mojiko-retoro9.jp/spot/dalian_friendship_memorial_hall/
定休日※中国料理大連あかしあの定休日は、毎月最終月曜日(祝日の場合翌日)
料金入館料無料
アクセスJR門司港駅より徒歩約8分

北九州観光情報サイト ぐるリッチより引用

旧門司港税関で感じる近代日本の息吹

歩を進めます、次は、旧門司港税関です。税関とは、外国との貿易時に輸入品に関税を徴収したり、ご禁制の品物を国内に持ち込まないように検査するお役所です。こちらは明治時代の北九州に設置された税関の遺構です。

 こちらも煉瓦造りの建物で、近代日本の洋風建物。こうした港や機関が近代日本の物流や貿易を支え、そしてまたその当時の人たちの生活を支えたのですね。私もフォークリフトのオペレーターをしていたので、縁があり興味深いものがあります。ちなみに入場料は無料です。中に入ると、なにやら雨漏りがしてました。100年も経過すると老朽化してくるのでしょうか。メンテしろという声も聞こえてきそうですが、私はそれほど気ににせず見学続行。左のゴミ箱の群れがそれです。

ここでは、朝ドラ「朝がきた」の主人公広岡浅子と門司港の関わりが展示されてました。なんでも石炭の輸出を簡単、便利にするため、門司を輸出の港にしようと画策したとのこと。大胆な行動力と発想、私なら「前例がない」と言われて、ひっこみそうなのに。産業はこうした失敗を恐れぬ先人によって拓かれたのですね。しみじみ。

 また、こちらでは、税関の取り締まり代表物品である拳銃や麻薬の標本の他に野生動物を原料として使用した規制製品の展示もありました。ワニやニシキヘビなどのインパクトのある爬虫類の展示もあり、目を引きました。中には象の足の標本も。私が子供のころ、週刊少年ジャンプで「ジャングルの王者ターちゃん」というアフリカで過ごす心優しき超人漫画が連載されていました。その中で、主人公のターちゃんが悪い密猟者と戦って乱獲からジャングルの動物たちを守るというストーリーがでてくるのですが、正にこの展示のことを取り扱っていたのですね。私も、地球環境や生態系の保全と人間の欲深さについて暫し考えさせられました。

住所北九州市門司区東港町1-24
営業時間9:00〜17:00 ※Mooon de retroは11:00~17:00
URLhttps://mojiko-retoro9.jp/spot/former_moji_customs_bldg/
定休日無休 ※Mooon de retroは不定休
電話番号(English) Mojiko Retro General Information
093-321-4151
料金無料
アクセスJR門司港駅より徒歩約8分 車:北九州都市高速春日出口より約5分

北九州観光情報サイト ぐるリッチより引用

ここは大連記念館と同じくあまり観光客はいませんでした。気分的には、カロリーメイトのおかげもあってか安定して快適に見学できたと思います。

 いかがでしたか?門司港レトロの街並みは。この門司港地区は、観光地がまとまっていて、歩いてまわれます。また景色や街並みも前時代的な息吹を感じれて旅しがいがありました。

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