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荒れる船旅。元社畜、社会にも日本海の荒波にも揉まれる。

ブラック企業での疲弊を癒す旅行

こんにちわ、読者の諸兄諸姉の皆様、元社畜のowakonです。

今回は、新日本海フェリーの船旅のレポート記事を綴りたいと思います。

これは、夜勤や重労働とパワハラで、軽度のうつになってしまった元社畜が復活し、うつ診断からわずか2か月で復職し、その後7か月で一人で名古屋から北海道に旅行に行き、不安と付き合いながらも旅を楽しめるようになった体験記です。明けない夜はない。うつで悩むどなたかの励ましになれば幸いです。

 船旅は、飛行機と一味違いますよ。大浴場あり、大海原を望むデッキあり、レストランもあり、またフォワードサロンやプロムナードでは友人とお酒でも飲んで流れる景色を観て旅の思い出など語り合い(私は一人旅でした、ただ浴場にて入れ墨の紳士とは語り合いました)したり、読書にふけこんだり、また船内には映画シアターもあって、単なる移動手段ではなく、船旅それ自体がエンタメになるのです。

今回の記事では、そんな船旅の魅力をお伝えできたら、ええなあと思いました。ただ、波が凄いので車酔いが苦手な方は、遠距離旅には無理のないよう飛行機をお使いください。

荒れる日本海、冬の低気圧で、出港遅延

この船旅は、新日本海フェリーの苫小牧東港から敦賀港までの約1,000キロを20時間かけて、走る航路で、23時30分に苫小牧を出発して、翌20時30分に敦賀に到着するスケジュールです。料金は、ツーリストという安い等級ですと12500円ほどです。

 しかしなんということでしょう。この日、冬型の低気圧のために、船の入港が4時間ほど遅れて、敦賀の到着もそれに合わせて遅れるとの事態になってしまいました。

 自然状態のアクシデントだからどうしようもないが、ついてない。飛行機や船は天候に運行が左右されることがありますな。でも、まあ、運行が中止にならないだけ良かった。ちなみに、この遅延トラブルの件は、「新日本海フェリー」のスタッフの方が乗船予定時間の12時間前にわざわざ電話にて通知してくれました。人によっては飛行機に切り替える人もいるでしょう。親切に感謝。

 南千歳駅から苫小牧東港まで送迎バスが出ています。定刻通り乗車して、フェリーターミナルビルにて5時間ほど待機ですね。とりあえず乗船手続きをカウンターで行います。

苫小牧東港ターミナルのある厚真町のウェルカムボードも暗い。深夜23時ですから。

乗船する予定のフェリー「すずらん」の模型です。フェリーターミナルの待合所に飾ってありました。5時間の暇つぶしの一つに閲覧していました。排水量17000トン、全長220メートル、幅30メートル、乗員・乗客600人のデカいふねです。船体の青のラインとカモメも海に相応しくてCOOL。

待合室で待つこと3時間、深夜1時ごろ「すずらん」が入港してきました。でかい船体です。ボーディングブリッジにて乗船します。でかくて思わず見とれてしまいました。

 でも、入船して2時間ほど待たなければなりませんでした。清掃などの作業があるのでしょう。トラックドライバーのおじさんがプリプリ怒り、フェリーの職員の方と押し問答して揉めてました。やれやれ、騒いでもどうにもならないし、自分の機嫌は自分でとれるように

ようやく乗船。深夜の4時にエントランスの階段を荷物を持って自分の部屋へと駆け上がります。うーん、眠い。疲れた。でも、エントランスホールの吹き抜け階段は新鮮でワクワク、こういうのは飛行機旅では味わえません。

サロンスペースです。NHKのBSが流れていました。深夜なので人がおらずシーンとしてます。

「すずらん」のウェルカムボードですね。船らしく浮き輪になっています。

船内の売店です。さすがデカい船、こんなショップまであります。商品は、北海道のお土産や歯ブラシや髭剃りなどの日用品、お菓子や飲み物、パンやお酒などを販売しております。深夜4時でしたが営業してました。私は、カップ焼きそばと歯ブラシを購入しました。

カップ麺自販機コーナーには、無料の給湯機があります。朝はここでカップ麺を沸かします。

エントランスホールの階段下には、航海士の制服が設置してあります。コスプレして、ちょっと海の男になり切ります。いい体験です。

船内の廊下ですね。明るくてきれい、ここまでしてくれて12500円で乗船できるとは。船内のトイレも無料できれい。日本はオワコンではない、サービスは素敵。

船内の大浴場です。日本人ならやっぱこれだね、お風呂。大海原を見ながらのお風呂は格別(この時は夜でしたけど)、これも一種のエンタメ。北海道旅行の後、しかも天候不良でターミナルビルで待たされて摩耗してましたが体に鞭打ってお風呂の準備をし、入浴して疲れを解消します。

これが、大浴場の様子です。こちらは新日本海フェリーさんのHPから浴場の写真をお借りしました。シャンプーとボディーソープは備え付けで、湯舟も二槽あり、混んではおりませんでした。また、新日本海フェリーのすずらんには、露天風呂があります。露天風呂は他のフェリーには見受けられないスペシャルな湯舟です。ただし、波が高く海が荒れ気味だと湯船の水面も乱高下しますね。

船内にはコインランドリーもあります。洗濯機と乾燥機が設置されています。洗剤の自販機もあります。長旅では洗濯物が溜まるので、洗濯できるのは助かります。しかし残念ながら稼働させるには現金(100円玉)が必要です。インフォメーションで両替してもらって長旅で溜まった洗濯物を洗いました。

私が予約したツーリストAの寝室です。縦2メートル×横80センチの広さのベッドです。コンセントもあり、現代人の必須アイテムスマートフォンも充電できます。ただし、スマートフォンについては、航行中、陸から離れた海域だと電波が通じずインターネットに接続できません。社畜なら会社からのlineやメールも繋がりません。ビジネスからの自由。こんな機会に読書などいかがでしょう?

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ちょっと狭そうですが、荷物置きのスペースはあります。

元社畜owakon。お風呂に入って、買い物した後、パジャマに着替えて、就寝。(パジャマはツーリストだと自前で用意する必要があります)時刻は午前4時半。しかし、元社畜、普段は22時まで会社につかわれていて、就寝は普段午前3時くらいなのでなんとか耐え忍びました。

元社畜、揺れに耐えながら、就寝す。社畜寝てヨシ

朝は、午前10時前に起きました。さすが冬の日本海、揺れが伊達ではありません。寝ているベッドが上下にスイングするのが体感できました。顔を洗おうと洗面所に向かうため鞄からタオルを取り出そうと首を下に向けたら、気持ち悪くなりました。こんなことって初めてです。自分、大平洋フェリーにも乗船したことがありますが、その時よりもきつい揺れ。高速バスで車酔いはまずしませんが、バスの比ではありません。

ご覧ください。この白波、これが日本海です。雨も降って、風も強く、側面デッキが立ち入り禁止となりました。もし、側面デッキの廊下から海面に落下したら、そこは冬の日本海。内火艇で救助される前に低体温症でお星さまになってしまうかもしれません。この荒れっぷりなら17000トンの船でもシェイクされるわけです。日本海を、昭和気質のお怒鳴りパワハラ上司とするなら、瀬戸内海は令和時代に相応しい明鏡止水の有能冷静パーソンとでもいいましょうか。

プロムナードの椅子に座って、荒れる日本海を眺めながら、朝食のカップ焼きそばを食べました。乗り物酔いしてましたが、ちゃんと1麺もお残しせず食しました。お残しはママに怒られます。(いないけど)窓に向けて座れるのは、しゃれてます。

船内のショップには「酔い止めドロップ」が販売されていました。こんなものまで売っているとはかゆいところに手が届きます。購入して服用しました。

サロンスペースでは、BS-NHKの歴史番組が流れていました。普段BSは見ないので、新鮮。

エントランスホールです。こちらにもテレビがございます。客室は3階層になっていて、各階の移動にはエレベーターも利用できます。また、4階のインフォメーション前のモニターは現在船がどこを航行しているか示してます。

階段でも移動できます。

船内レストランの注文のためのタッチパネルです。後部デッキからの景色を観ながら食事を楽しめます。最近はウェイトレスさんを呼ばないタッチパネルの注文方式がふえましたね。

 昼食を食す頃には、もう船酔いも大分治まってきました。吐くようなことにならないで良かった。

昼食で注文した北海道のコーンバターラーメンです。お値段は900円ほど

コーンとバターと味噌ラーメンのスープの相性がよくて美味し。

船内にはゲームセンターもあります。昼過ぎ頃には、大分波も静まってきまして、太鼓の達人などを楽しみました。

船内には簡易ジムもありました。長時間の移動(片道21時間)で、なまった体を動かしたい方に。海を見ながらランニングなども普段は経験できないかと。

昼食の後は、プロムナードで読書をします。この海域ではインターネットが繋がらないので、読書にふけ込みます。現代社会は、常にスマホやパソコンと繋がってますからな。たまには繋がらない機会を堪能するのも乙なものですよ。ビル・ゲイツも移動中の飛行機では読書してたようですから。椅子が海に面していてなかなかこじゃれた空間。

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机もあるプロムナード席もあります。ここでは、コーヒーでも飲みながら優雅にお勉強や自己研鑽でもいかがでしょうか?あっ、でもテキストや参考書を用意しなくてはいけませんね。紙媒体だとちょっと重いかも。

館内には映画シアターもあり、1日に3本ほど映画作品が上映されています。「ルパン三世対名探偵コナン」のアニメが上映されていました。蘭に似た某小国の王女を守りながら、背後にいる侯爵の悪だくみを阻止するという内容。30代後半の悲しきオタクowakon。私も、熱心に視聴しました。このようなエンタメも用意されてます。

6階、上層から撮影したエントランスホールです。正面の塔は何なのか。右上方に大浴場が見えます。

そして、ご覧ください。午後4時ごろの日本海です。この頃には白波も落ち着いてます。水平線が視認できます、なんと美しい。この海の向こうにはロシアが(ウラジオストク)あるのですね。日本海、その名称については、韓国が「東海(トンヘ)」と呼べなど政治的な問題(韓国国歌にてそういう表記があります)もありますが、このユーラシア大陸と日本列島に挟まれた海は、そんなこと知らん顔で美しい水面を湛えています。

夕飯も船内レストランで食しました。私、owakon、北海道旅行で大分金を消費しましたが、やはり売店の食べ物ではお粗末だし、せっかく船に乗った思い出にレストランを利用することにしました。ただ、新日本海フェリーではバイキングがないのが残念。太平洋フェリーや瀬戸内海の名門大洋フェリーの夕飯ではあります。正面にはドリンクバーコーナーもあります。

夕飯のとんかつ定食です。値段は確か1250円ほどだったと記憶してます。なかなかおいしゅうございました。大舟の上で食すとんかつ定食も乙。

これも新日本海フェリーさんのHP上から引用しました。

 夕飯後は、露天風呂での入浴へとしゃれ込みました。船内の露天風呂は太平洋フェリーなどにはなく、初体験でした。乙なものです。

が、しかーし、ここでちょっと肝が冷える体験をしました。全身入れ墨の紳士に話しかけられました。

 入れ墨の和彫りの熟年紳士の方でしたが、高圧的なオーラではなく、陽気な感じで話しかけてきました。主な会話内容は以下の通り

和彫り紳士「ご出身はどちらの方で?」

owakon「愛知県の名古屋です」

和彫り紳士「北海道はどちらにいったのですか」

owakon「函館です。夜景がきれいでした」

和彫り紳士「船内はどちらの部屋にお泊りなのですか?」

owakon「ツーリストAです。一番安い部屋です。」

和彫り紳士「おいくらなのですか」

owakon「12500円ですね」

和彫り紳士「ほう、なかなかお安いですね、俺は、妻ときていてステート室で来ているのですよ」

和彫り紳士「俺も昔は、愛知県に住んでいまして、仕事で国道41号や19号をよく利用してましたよ。今は神戸に引っ越してますが」

神戸・・・・・たしか大きな組の本部があった記憶がありますが。(゜o゜)

私、owakon、好奇心と紳士の陽気な態度に釣られて、思い切って尋ねてみました。

owakon「えーーーっと、神戸にお住まいということですが、お仕事は何をなさっているのですか(´_ゝ`)」

和彫り紳士「派遣の会社などを経営してますわ」

まさか大阪西成での手配師や口入屋さんのことかしら。ホームレスや家族から逃げてる流浪人の方を危険な現場に送ったり、中間搾取なさっているのかとくだらない妄想が走りました。私の悪い癖です。

和彫り紳士「名古屋へはどうやってお帰りに?」

owakon「敦賀から北陸線で米原まで行き、米原で東海道線に乗り換えて名古屋まで帰ります。」

和彫り紳士「自分は、車で来ているので、福井の小浜で友人の家に寄り、泊めてもらいます。敦賀についたらどうなさるつもりで?」

owakon「駅の待合室で、始発まで過ごすつもりです。それしかないですね。」

和彫り紳士「それは、この寒い中難儀ですねえ」

多分、こちらの旦那、堅気でしょう、たぶん。

とこのように船旅では、色々な方と語り合えます。これも船旅の醍醐味でしょうね。

7年ほど前は、太平洋フェリーで苫小牧から仙台への航路にて北大の女子大生のお嬢さん方と語り合いました。なんでも仙台の祭りで「よさこい」ダンスを披露するため仙台に行くのだとか話しました。今回は和彫り紋々の紳士でしたが”(-“”-)”

次の記事では、哀れな労働者owakonが、深夜に到着した敦賀での朝までの過ごし方をレポートします。そこでは、雪の中、私と同じく吹雪舞う寒空の中、待ちぼうけする母娘のストーリを綴ります。

次回

元社畜、船到着後、敦賀でお店から追い出される、渡る世間は風ばかり

であります。

owakon
owakon

船旅はいいですぞ。そりゃ、船酔いのリスクはありますが、大海原も楽しめて、単なる移動乗り物ではなく、それ自体が楽しい体験、非日常の空間なのであります。また、インターネットと繋がらないことで、仕事やスマホから離れるのも得難き体験。その機会に普段はやらない読書などもどうぞ。また、女子大生のお姉さまなどの会話もあるかも。ふふふ(^_-)-☆

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