ご機嫌いかがでしょうか?読者諸兄のみなさま、元社畜のowakonです。
お久しぶりです。最近の投稿は「ブラック企業からの復活旅」の投稿がメインでした。久しぶりのブラック企業ストーリーです。
皆様、日曜の夜は憂鬱ですか?月曜の朝、職場への道は楽しいですか?
フフフ、無理して見栄を張らなくてけっこう。下のアメリカのギャラップ社の調査データが如実に示しております。
ズバリ。陰鬱でしょう

日本のかなりの数の勤労者が気分は陰鬱なはず。昔の私もそうでした、今もそう、そしてこれからは・・・・変わると期待してます。
(一部、職場が嬉しいと満足感を感じて職場に行ってる労働者の日本人もいます。私の知人にもそういう人がいます。地域活動支援センターの人です)


なぜ陰鬱か、職場の人間関係やムードが悪いからです。
端的に言うと「パワハラ」ですね。
勤労者の多くの方が、ブラック企業の定義で「ハラスメント」を挙げています。
「人の心は、他人からの言葉でできている」パワハラワードを受けると、心は病んでいきます。パワハラの濃度が濃い職場では、楽しく働けず、生産性は落ち、定着率は悪くなるのです。
「パワハラ起きやすく、職成り難し」


そして、この日本という国は悲しむべきことにまだまだ「パワハラ」の多いパワハラ大国なのであります。

悲しい。せつねえ。



今回、紹介するのは、私が、実際に体験してしまった世にも恐ろしく、そして他人から見たらファニーな職場の体験談であります。
これは、7年前の話。パートで糊口をしのぎながら正社員になるための求職活動をしておりました。あいち若者ハローワークの若年者支援制度の担当者と相談しながら仕事探しをしていた折、その職場に出会いました。
私、自分の特性上、スピーディーに仕事をさばくより、コツコツと慎重にミスなく作業する業務のほうが性に合っております。そんなわけで、ハロワの担当者と相談した結果、施設のメンテナンスの業務を提示されました。確かにそういった職場ならスピードはそんなに求められなくノルマもありません。
それで、某自治体の下水処理場の保守、運転、点検の仕事案件に応募し、採用されました。
が、しかーーーし、落とし穴がありました。
職場の体質が古い。上命下服のオラオラ指導が幅を利かせておりました。
そんな職場環境だから、パワハラ人が「一人じゃない」(DEENの曲でそんな曲ありましたな)。それでは、この職場のMAD(怒り狂う)の方々とそのファニーななさりようを紹介していきます。
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昭和平成からのタイムスリッパー、昔堅気I先輩

まず、この職場で出会ったMADな方はベテラン社員のI先輩。この方高圧的な指導態度で指導して、怒鳴り散らしながら作業手順を説明する方でした。おまけに他人への批判が目立つ「昭和の偏屈おじさま」タイプの方でした。当然、コンプライアンスなんてどこ?パワハラ当然という昭和博物館から来たのかって感じの人でした。この方と出会ったのは6年ほど前、平成がもうすぐ終わるころです。面白いことに職場には「パワハラ防止」のポスターが貼ってあるのに、どういうつもりなのか。

ちなみに、私、事前に面接で「こちらの職場では、パワハラする人はいますか?」などと事前に尋ねました。同席したあるおじさんが「君は面白いな」って笑っていましたが。

そして、面接官の回答は「せっかちな人は確かにいるけど、パワハラ的な人はいないと思う」という回答でした。いや、いるやん
余談ですが、ひろゆきのYOU TUBEチャンネルでは「面接でパワハラで辞めたなんて言うと採用されない」とのことを言っておりました。しかししかし
ひろゆき「パワハラで辞めたなんて、面接でいうとまず採用されないっすよ。僕が経営者なら、こいつうるさそうってなるじゃないですか」
いやいや、ひろゆき殿、パワハラ嫌だってことを口にして、面接官に忖度せずとも採用されますぞ。



さて、このI先輩のパワハラ行為とその対処法について簡単に紹介します。
まずは、「火曜はお前が、バリカー番だぞ、忘れるな」(# ゚Д゚)

火曜日に、搬入口のバリカーを撤去するのを忘れてた際に怒声
作業のやり方について相談してた際に「何を馬鹿なことをいっとる。馬鹿なことをいっとちゃいかん。」

そして、ポンプの切り替え作業の指導の際に「このパイプどこに繋がっているか、分かるか、分かるか、えっ?(# ゚Д゚)」

あまりにもうるさい怒声を飛ばすので、私owakon、この時に抗弁しました。思い切って
owakon「一つ、よろしいでしょうか。」
I先輩「ん。なんだ」
owakon「このような他人の前での怒声は、パワハラとなり、コンプライアンスに抵触する可能性があります。」
I先輩「コンプライアンスか、うーーーむ、、、(゚Д゚;)しかし、そんなことを言っていては業務にならんぞ。」

I先輩は口では、強気なことを言ってはいましたが、後退して、M副所長となにか相談してました。この後、怒声が止まり静かになりました。
その後、トラックでI先輩と同乗してし渣(下水のゴミ)を焼却炉に捨てに行く間、お通夜のようになり、愚痴や批判を言ってこなくなりました。とりあえずやったね。
知り合いのカウンセラーのコメント「owakonくん、それでいいよ、そんな人と無理に仲良くしなくてもいいよ」
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昔堅気の人は「コンプライアンス」という単語は薄甘いと歯牙にもかけないと思っていましたが、意外と効きました。

ブラック企業のパワハラの実態:怒声と暴力で従業員を指導するMAD所長
お次は、F所長です。
皆様、職場で暴力やお手てを出された経験はおありでしょうか。私は、6年前にありました。しかも職場の直属の所長に。このケースのあらましと対処法についてご説明します。
このF所長、50代の男性で、親会社からの天下りできた人なのですが、すごい気分屋でした,情緒不安定とも言えるし、感情豊かとも言えます。普段は高圧的な態度ではないのですが、スイッチの入る人で50代の先輩にも怒鳴っていました。

この事件は、夜勤明けで構内の巡回で、パンプの電流や電圧値や水槽やタンクのレベル(水位)の数値を取って、その記録値をエクセルシートに入力する作業時に起こりました。私は、エクセルシートにマウスを使ってセルの中に数値を入力しようとしたところ、彼は気に入らないらしく
「だから、それやるなって、そうじゃない。(# ゚Д゚)」
と怒鳴り散らして、私の手の甲を叩きました。彼的にはカーソルを使って入力してもらいたかったようです。

作業していて、小暴力を振るわれてびっくりしました。気分屋としてもいくらなんでもこれはパワハラです。しかも、理不尽で奇天烈なのは
下をご覧ください。↓



このようなパワハラ防止のポスターが貼ってあるすぐ下で、このようなパワハラ行為がなされたのです。パワハラ防止のポスターのすぐ下でパワハラが行われるその光景は何かのギャグかと思いました。

さすがに、これはひどすぎる。我慢ならない程度のパワハラなので、反撃行動に出ます。社畜の抵抗であります。

まずは、録音です。録音機を購入して、スタンバイして、彼の愚的なパワハラボイスの録音に成功しました。録音については、YOU TUBERひろゆきも推奨しています。

いくつかの方が勘違いしてますが、セクハラ・パワハラ、セ・パ両リーグ対策のための証拠収集の録音は相手の承諾は必要ありません。こっそりやっても法的に問題ないと弁護士の方も言っておりました。ただし、コールセンターなどの個人情報に関しての情報が飛び交う職場は注意が必要です。
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そして、その証拠を持って「愛知労働局」に相談に行きます。ひろゆき氏はパワハラは労働基準監督署に行ってくださいとYOU TUBE番組の中で述べてましたが、パワハラは労働局に相談に行ってください。労基署は、サービス残業や労基法違反については動きやすいですが、セパ(セクハラパワハラ)両リーグについては対応しにくい、それは労働局が応対します。
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ここでは、労働局を取り上げましたが、パワハラがあった場合は、社内の相談所にまず相談・報告するのが筋かもしれませんが、わたし、社内の相談窓口に相談しましたが、こちら、やる気がなくて直属の上司にたらい回された上に、その直属上司ものらりくらりで効果的な対処しませんでした。
そんなものだから、御上、労働局に直訴しにいきました。owakon農民。
労働局では、「口頭助言申出書」という書類を記入し、提出します。相談の席で、録音した怒声データも提示するとなおよし。聞いてもらって「不適切な指導ですね」という評価を頂きました。そして、自分の氏名、働いている会社、申し出の内容、申し出の詳細を記載します。特に、パワハラの説明である「申し出の詳細」は、いつ、どこで、誰が、何を、どのような態度で述べたかを起承転結を整えて説明しましょう。「あの人、パワハラをする悪い人、やっつけて」だけでは論点がよく分からなくて訴求力はありません。

そして、入る、行政指導(# ゚Д゚)

さく裂です。効果てきめんです。いかに恐ろしいパワハラマン、傲慢さんといえど、御代官さまの指導には跪くようで、行政指導で「コンプライアンス研修」後は、態度がお上品になりました。やったね。
でも、もっとできる社畜なら「パワハラ防止法」を根拠に300,000円くらい慰謝料請求してボーナスを貰っているはず。まだ未熟ではありました。

余談ですが、後年、某職場で、ある先輩にこのトラブルのことを紹介したら、苦笑されました。やりとりは以下の通り
owakon「パワハラ防止のポスターが貼ってある下で、パワハラが行われるなんて、何かのギャグですよ。コンプラ意識が高い会社かなとも思ったんですが。」
ある先輩「( ´艸`)違うんですよ。owakonさん、コンプラ意識が進んでいるから貼ってあるんじゃないんです。そういうこと(パワハラ)をする人が多いから貼ってあるんです」
確かにパワハラする人が少ない職場ならわざわざ貼らないかも・・・


日本版、凡庸なる愚策、体育会指導態度
ドイツの哲学者、アンナ・ハレントの言葉に「悪とは、邪悪な悪人が作り出すのではなく、思考停止した凡愚が作り出す」という言葉があります。
今回の職場のケースではなぜパワハラが起こるのでしょうか。私が思うに、それは「昔の日本の労働、教育、社会思想」にあります。
作家の橘玲氏が書いてました、「なぜ日本社会は体育会系というカルトを求めるのか」と。たしかに私もそう思います。「目上の者をリスペクトしなさい。」「目上の者に従いなさい」「厳しく教育されなさい、甘い指導では立派に育ちません」などという意見が支配的でした。こういった思想がスポーツ界だけでなく一般社会にも浸透しておりました。

彼らは(パワハラ先輩)高圧的な指導や感情的ななさりようをかっこ悪いと思ってないのです。そういった指導態度が無能であるとの自覚がありません。それは、彼らの育った環境や伝統にあるのでしょう。当然のように、呼吸するようにパワハラをします。
体育会系の、盲目的な上下関係からの、感情的指導態度は、短期的には効果はあれど長期的にはポシャリます。辞める人が出てきたり、訴えられます。
その他、上の人に相談、連絡しない、コミュニケーションを取らない空気の悪い職場になる。

失敗を恐れ言われたことしかやらなくなる、下の者からの提案がなくなる。従業員のメンタルヘルスが崩れる。ネガティブコミュニケーション(パワハラ)が生まれやすくなり、楽しく働かない。などなど弊害が目立ちます。
体育会系主義にも悪いことばかりではなく、上の人から新人に教育を叩きこむのは得意だし、先輩が新人のミスをしりぬぐいしたり、ご飯をおごるなど長所もないわけではありませんが、基本的に不味い流儀です。今時の人はこういう盲目的な上下関係を嫌います。
もう令和なのにまだ昭和平成の価値観や流儀は残っています。最近では、フジテレビジョンによる中井氏の性加害の隠蔽や女子アナの人を接待飲み会に参加させる上納飲み会の実施やハラスメントが横行する社風があったと報告されました。
また、時代錯誤だけでなく、一般の健康心理学からも感情的、憤怒的指導態度はアドラー先生も否定してます。「怒りは、ならず者のように恐怖で人を支配して、レベルが低いマネジメント」だと



伝統の中には、悪習もあります。その危険性も分からず、気づかなくて「上の人や皆やってたことだから」と自分の頭で考えず、アップデートしないこと、これは恐ろしいことでもあり、時に愚かなことです。彼らはそこに気づいてない。古い日本人のメンタリティーが変わることを期待します
本日のあなたに伝えたいこと
当然のように捉えてる常識を疑い、反省するには、本を読むこと
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そして、旅に出て異なる価値観にふれることが大事かと思案するのでありました。

この職場のストーリーは、前半はここで一旦区切ります。後編、こうご期待です。
最後に、この職場は退職する運びになりましたが、あなたに合う職場、すぐに辞めずにすむ職場は世の中にあります。その証拠に私もこの職場の次の職場はすぐ辞めずそれなりに長く勤めました。(^_-)-☆
あきらめたらそこで試合終了ですよ。(安西先生)



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